木曜恒例コナン日記3回目(第4話バラクーダ号)




前回、ジムシーのふとした発言からバラクーダ号がインダストリアからやってきた事を知ったコナンは船への侵入を試みるのであった。




さてタイトルにもなってるバラクーダ号、今後何度も登場し重要な役割を担う大型帆船であります。というわけで今日は帆船の話でも。


風を帆で受け船の推進力にするという帆船の歴史は古く、紀元前6000年頃のエジプトの壁画には帆船らしき物が描かれているとか。そして、産業革命によって蒸気機関が発明され船舶の推進力は風から外燃機関、そして内燃機関へと移行していくまでおよそ数千年の間も船舶の花形としてありつづけたワケであります。
現在でも大型帆船は数多く存在しておりますがそのほぼ全てにディーゼルエンジン等の補助動力が備え付けられており、離接岸の際等はその動力で行うのが普通です。
どうやらバラクーダ号も例に漏れずちゃんと補助動力はあるみたいです。


さて、この帆船というシロモノ、風を受けて進むだけあって風下にしか進めないと思ってる人も多いでしょうがそんな事は無く、船底にセンターボードを持つヨット等は帆を翼として使う事によって風上にも進むことが出来ます。アメリカズカップとかのヨットレースを見た事ある人は艇が風上方向にジグザグに進むのを観た事があるかと。まぁヨット以外の帆船では風に対して真横に進むのがせいいっぱいですけど。

詳しい理屈は上のリンクを見てもらえればわかるかと。タネがわかればなんて事はないのですが最初に風上への帆走方を考えた人はやっぱスゴイなぁと。


最近の大きな帆船のニュースといえば海王丸の事故があるわけですが、その海王丸、どうやら現場から無事撤去されたようです。

一時は廃船の噂も流れてましたがどうやら完全修理を目指すみたいで一安心。
再びその美しい姿が見られる日を待つとしましょう。




おまけ

どっちもよく出来てるなぁ。